日台バイリンガル教育:ㄅㄆㄇ注音の覚え方(入門編)
長女は文字を読むのが大好き!次女は文字を書くのが大好き!
さて、今回は次女(5歳)の家庭学習で最近スタートした、日本語のあいうえお・・・五十音にあたる台湾中国語(繁体字)の発音表記について、楽しく覚える方法をシェアしたいと思います(現在進行形)。
※わたしが実際使っているサイト、スマホアプリ、YouTube動画、本です。
日台バイリンガル教育(日本語・中国語)について、我が家の場合ですが次のように考えています。
- 台湾の小学校就学なので、ㄅㄆㄇ注音符號の読み書きを完璧に、日本語の読み書きは歩みを止めない学習の継続(絶対この進度!は設けない)。
- バイリンガルを目指すといっても「書く」に関しては、学校の言語である中国語が最優先。
また我が家は2人とも公立の幼稚園なので、私立幼稚園のようにㄅㄆㄇㄈを教わりません。
長女の時は小学生になる夏休みに自学でスタートしました。
ただ次女は現在5歳で宿題したい(お姉ちゃんを見て)〜文字を書きたい〜と言う感じなので、じゃあゆっくり始めるか、とㄅㄆㄇㄈを見聞きし始めた段階です。
長女の時は正直学校スタート時点では確かに大変そうでした。とはいえ、地道に継続していけばいいわけで、スタートで遅れたから以後学校での学習に全くついていけない・・・なんてことにはならないのでご心配なく!
読みと書き、どちらから?
さて読み書き、どちらからスタートか?というと大人の事情や考えより子どもの好みに合わせた方がいいと思います。
我が家の場合は長女は本当に鉛筆で文字を書く、ということが嫌いです。
でも本を読むことは大好きだったので、もっとたくさんの音読する時間を作ってあげておけば良かったというのが反省点です。
反対に次女は鉛筆で文字を書く、ということが大好きです。
だから次女に関しては書く練習もするしもちろん音読もする、という進め方の予定です。
そして、これはわたし個人の考えなんですが文字はどうせ学校(宿題込み)で書く練習はするわけで、読み優先で多読にもっていく、方がいいんじゃなかなと思います。
長女の通う小学校(新北市)のみでの判断ですが、学校の試験は教科書以外からも、初見の文章読解も出ます。
つまり、日頃から多読しているか?が本当に重要です。
注意:試験でいい点数を取りたいならという意味ではなく、「母語としての国語(中国語)」を習得したいなら、日本語と同じく読書は大切という意味です。
注音符號を順番通りに覚えようとしていない?
大人ならあいうえおかきくけこ・・・のように表で最初から最後に、順番で覚えるのもいいと思うのですが、子どもはこれではつまらないですね…
長女の時の失敗を活かして、次女の場合は次のようなコンテンツを使っています。
(完全に家庭学習向けです。そしてわざわざこれのために塾に行くとかお金使いたくないので自学です…)
おすすめ1
音を覚えるでもなく、文字としてでもなく、「形」として字(絵)を描く、認識する段階に。
また覚えてきたものは、テストのようにこれは何て読む?書いてみよう!という感じでランダムに毎日子どもの状況に合わせて数枚使います。
ここでダウンロード(中国語:檔案下載)できます。ひとつだけでも一括でも。>>>
注音符號ㄅㄆㄇ練習免費下載,學筆順、走迷宮,快樂學注音 安耐美健康生活館
おすすめ2
このアプリはおそらくコロナ禍でオンライン授業が本格化した頃に作られたものじゃないかな、と思います(そのうち使えなくなるかも?)。
子どもの小学校教科書でよく見るのが康軒、南一、翰林・・・という出版社で、このアプリは翰林出版社の一年生の教科書(注音符號のみ)の本文とその音声視聴が無料です。
音声があるのでタップすれば良いだけなので便利だな、という印象。
日本語母語のわたしにとってはこれを指さしながら、リピートアフターミー!とできるわけで、使えるアプリになりそうです。
アプリで【翰林趣學注音】のキーワードで検索してみてください。
おすすめ3
最近のYouTubeには学習として使えるしっかりした動画もあります。
視聴回数が多いほどやはりその内容もちゃんと作りこまれているな、という印象です。
YouTube動画のおすすめその1:
ㄅㄆㄇ動物園>>>https://youtu.be/XVT_it1eKJc
子どもの好きな生き物からㄅㄆㄇ注音符號を覚えよう!という内容です。
「(生き物の名前)、ㄅㄅㄅ」という感じで全部の発音表記をひとつずつ覚えようという内容なので、正直全部見るとなるとつまらないと思います・・・
更に動画が約9分!と長い(◎_◎;)
ということで、これは動画一本を3~4個に分けて「今日はここからここまでね」と見せて音(発音記号)を覚えるのに適していると思います。
続いてYouTube動画のおすすめその2:
注音符號魔法村>>>https://youtu.be/Q0pAXgUwK_4
この動画は物語を通して形や音の似た各注音符號を知ろう!また単語の作り方を知ろう!という内容です。
物語形式なので中国語の文字は分からないけど「中国語は聞ける話せる」という子供向けです。
動画は約8分ですが、一度で視聴できる内容ですね、物語なので。
おすすめ4
アプリや動画が便利とはいえ、本は使いたい!ということでこれらは、長女の時から使っている本です。
あいうえの本が世に沢山あるように、ㄅㄆㄇ注音符號の本も本当にいろんな種類が出回っています。
どれがいい!というほど研究できていないので、「こういうタイプのが使えそうですよ」という感じで実際手に取って買うのがいいかと思います。
これイイ!1:音が出るペン付属の本
音が出るペン、のついた本は勝手に使ってくれるので便利ですね。
ただペンのデメリットはCDと比べ正直聞いた感じそこまで音が良くないこと。
子どもが自分で読めるようになるサポート的ものです。
これのいいところは自分の読みたいところ「だけ」を発音記号または単語ひとつで読んでくれるところです。
音の出るペンで読めるようになったかをチェックする、これで知っている音の文字を確認する、ということができます。
↑↑↑どこを読んだ?か分かるように付箋を付けています(達成感の視覚化)
これイイ!2:CD付き本
これは上のYouTube動画(ㄅㄆㄇ動物園)のCD版という感じです。
読み物としても発音記号を覚えた後まで長く使えるし、「音やリズム」を覚えるのに適していると思います。
またCDなので音がいいです、それが音の出るペンとは違うところ。
まとめ
さて、色々紹介してみましたが、子供相手には「この一冊を完璧に!」というよりも、こういう色んなサイト、YouTubeなどの動画、アプリ、本…を「毎日使って、飽きないように音と文字に触れる」ということだと思います。
また実際使ってみてこれ良かったと思えたものがあれば追加したいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!