【バイリンガル教育】挑戦!台湾で日本語能力試験に申し込むメリットについて考えた。
長女、新たな挑戦(をさせる笑)。
2023年7月2日の日本語能力試験N5に申し込みました。
とはいえ、もちろん本人から受ける〜の返事ありで、強制ではありません。
ここでは小学生の子どもに試験や資格を受けさせることについて、わたしの考えやそのメリットを書きたいと思います。
子どもの日本語(母語)教育に取り組まれている方向けに、我が家のケースをシェアしたいと思います。
さて、(ここでは)日本語と中国語の二か国語(以上)の言語環境で生活する子どもが日本語能力試験を受験するメリットについてまとめたいと思います。
日本語能力試験とは?
と、その前に日本語能力試験ってなんや???となる方もいるかもしれないので、簡単に説明します。
日本語能力試験とは「年齢国籍問わず、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験」です。
公式サイトを見るのが一番詳しいですね。
公式サイトはこちら>>>JEES 日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)
ターゲットは簡単にいうと日本語学習者で、日本の義務教育を受けていない人と考えたら良いと思います。
だから試験会場は世界各国各地です。
注意したいのは、「日本語検定」とはちがいます!
日本語検定は、日本語を使う全ての人のための、日本語を正しく使えているかを測るための試験です。
国籍年齢や学歴問わずで、日本で教育を受けた人を主なターゲットにしている試験です。
だから試験会場は日本国内のみです。
公式サイトはこちら>>>日本語検定-ビジネス,就活,学力アップ。日本語力を高める検定です。
日本語能力試験を受験する3つのメリットはこれ!
さて、具体的な受験メリットについては公式サイトに記載してあるので参考にしてみてください。
実際日本に留学するだとか日本国内外に関係なく日本語を使って仕事したいなら問われるのがこの資格です。
でもここでは、海外でバイリンガル教育を受ける子どもが日本語能力試験を受けるメリット3つについて書きたいと思います。
それはこちら、
- 子どもの現在地を知る
- 日本語環境のドット(点)を作るサポートをする
- 挑戦と挫折を経験させる
です。
↓↓↓台湾で買った日本語能力試験N5テキストの付箋を見ると、去年の夏休み前からゆっくり読み始めていました。
これだけをずっと読んでいたわけではなく、他の読みものに混ぜてたまに読む感じです。
その1、子供の現在地を知る
さて母語?とは何でしょうか、なかなか難しい問題です。
長女は日本語の日常会話(聞く話す)は全く問題なく、多分普通に会話していても海外に住んでいることは分からないレベルです。
ただ学校教育を日本語で受けていないので、たまーーーに、ん???と思う箇所があるかも知れませんが、それでもこの年齢やからかな、とスルーしちゃうかも知れないですね。
だからよし!言語力の現在地を知るために、客観的に測定してもらおうと受けられるのが日本語能力試験だと思います。
正確に早く終わらせなければいけないので、日本語を読んで聞いて、全体の内容を把握し判断するという今現在のレベルをチェックできる試験は、受けるメリットがあると思います。
ということで、長女には台湾の名前で申し込み、台湾に住む日本語学習者として挑戦してもらおうと思います。
その2、日本語環境のドット(点)を作るサポートをする
わたしの好きな言葉があります。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏が、スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの「Connecting The Dots(点と点をつなぐ)」です。
過去の点と点が繋がって今の自分がある、という話です。
その時のスピーチでは彼が過去に取り組んだすべてのことに対して、どんなことにもそのときの今一瞬を楽しんで、無我夢中で学んできたからこその現在がある、という話でした。
だから今に集中しろ、と。
これは子どものバイリンガル教育にも当てはめられる、と考えています。
我が家の場合、日本で教育を受けず、台湾の日本人学校などに行っているわけでもなく、教科書も使わない完全自学の日本語学習です。
体系的に学んでもいませんし、全てが子どもの楽しいをベースに進んでいるわけで、だから子どもの日本語楽しい!のドット(点)をもっとたくさん作ってあげたいと思っています。
ただ楽しい!って言うのは「できること」だけの点を付けていくことではありません。
難しいことにも取り組んで、できた!わかった!の達成感や自信を増やしてあげることでもあります。
試験用テキストを読むことで会話の擬似体験もできますよね。
基本大人(か高校大学生)を想定している試験なので、旅行どうだった?や、買い物でこれこれ探していますや、バイトの話も出てきます。
そういうのは台湾に住んでいると子どもは遭遇しない場面で、また試験により自分のできるできないを把握できるのもいいなと思います。
それらは全部日本語環境のどこかの点で、将来付けてきたドットが線を結ぶ時がくるはず、と考えています。
その3、挑戦と挫折の経験をさせる
正直、長女にとって人生初のマークシートだし、学校以外での試験だし、長時間だし、一人で試験の教室に行くし、周りに子どもとかほぼほぼいないだろうし・・・日本語以外の要因で不合格かもしれませんが、こればっかりは「経験」。
失敗なら失敗でも学びがあるだろうと、1500元を持たせて旅をさせようと決めました。
長女の場合、日本語にとても興味があり、知らないことを知りたい!という意欲があってそれはラッキーです。
だからこそ、試験という小学生に本当に必要?ということもゲーム感覚で挑戦させてみよう、と取り組めます。
普段子供たちに言っていることですが、(何事も)できないなら練習、何回も練習、(能力的に)達成できないのは仕方がない、でもできないからしないはちがう、と。
ええ、結構こういうとこはスパルタかもしれません笑。
▲▲▲ぽちっとしていただけると嬉しいです^ ^
ここまで読んでいただけたなら・・・ありがとうございます!!
同じく子どものバイリンガル教育に取り組んでおられる方に、何かヒントが浮かべば嬉しいです。
バイリンガル教育に王道なし。
親である私たちも日々試行錯誤ですね!!!